とある主婦の好きなもの。

ギリギリ昭和生まれのアラサー主婦が好きなものについて語っています。

「家売るオンナの逆襲」最終回 まとめ感想。

“『家売るオンナー』最終回視聴率は12.6%!全話2桁でフィニッシュ!”ーこんな文面がネットのトップニュースを飾った木曜、やはり私は1日遅れで視聴しました。

 

という訳で『家売るオンナの逆襲』のまとめ感想です。1期やスペシャルドラマの記憶が薄れている部分もありますが、個人的には2期の方が面白かったです。続編でも勢いを落とさずクオリティを維持するのって凄く難しいと思うので、さすがだなと感じました。1期が始まる前はまさか「サンチーが北川景子さんの代名詞の一つ」になるとは予想していませんでしたよ。以前、『アンナチュラル』の記事を書いたのですが、

その中で私は「ミコトが“有能で仕事ができる普通の女性”という有りそうで無かった主人公像な所がこのドラマをより魅力的にしていると思う」と述べています。しかしこの『家売るオンナ』はその真逆で「サンチーが“有能で仕事ができるめちゃくちゃ変わった女性”というドラマだからこその面白さ」が魅力だと思います。そしてただ面白いだけではなくて様々な社会問題にズバズバ切り込んでいく所も好きです。印象的だった回を挙げてみます。

 

第2話:性悪金持ち客の正体はネットカフェばばあ⁉

この回は泉ピン子さんが持っていった感じもしますが、ストーリーも読めなくて純粋に楽しめました。家を売るのではなくネカフェ自体を売る展開にびっくり。でも本当に現代社会の“家”の在り方を考えさせられましたし、終わり方も凄く良かったです。

第7話:バリキャリVSワーママ⁉女たちの譲れない戦いが勃発‼

一番好きな回かもしれません。サンチーさすが!としか言いようがありません。ワーママへの一喝からの「あなたは輝いています」はそりゃ~落ちるよね。何でサンチーはあんなにも人の気持ちに寄り添えるんでしょうか。「不動産屋だからです」でばっさり切られちゃいそうですが(笑)

第9話:友情・愛情大錯綜で留守堂崩壊⁉万智への愛がついに爆発!

この回はサンチーと言うより足立王子のパートが好きです。迫田夫婦に別の家への引っ越しを提案する所。周りが子育て真っ最中の家庭ばっかりだと「それが正解ルート」と言われているように感じる気持ち、めちゃくちゃ分かるんです。我々も子なし夫婦ですが、未就学児がいる家庭が大半の今のマンションに来てから“子供”を意識する事がかなり増えましたからね。それをすぐに理解してお客様の気持ちに寄り添った提案ができる足立王子も、本当にやり手の不動産屋だと思いました。

印象的だったのは上記の3話ですが、他の回もそれぞれ面白かったです。このドラマは毎回サンチーが正論と思える事をはっきり言う所が爽快ですが、それだけではなくちゃんと別の視点も用意していると言うか、一方的ではなく多角的に物事を捉えて提示している所が好きです。脚本の大石静先生が素晴らしいと思う。色んな世代の事情や考えを的確に書かれていて感心するばかりです。

 

最終回も集大成といった感じで面白かったですが、マジックがメインになってしまって肝心のリノベーションした家や保育所が見られなかったのが残念でした。ラストではサンチーの社長就任&おめでたとまさかの展開の連続でしたね。でも結局最後までサンチーの笑顔は見られなかったし、ホームレスになった経緯や生い立ちも明かされませんでした。…これは続編フラグが立ったと見ていいんでしょうか?またテーコー不動産の面々に会える日が来たら嬉しいですね。

何はともあれ、3か月間ありがとうございました!楽しかったです!

 

※同じ日テレの『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』の感想へ「GO!」笑

 

※前作『家売るオンナ』は『U-NEXT』でも視聴できます!