とある主婦の好きなもの。

ギリギリ昭和生まれのアラサー主婦が好きなものについて語っています。

【病院選びは相性が一番大事】「ここだ!」と思える乳腺外科に出会えた話。

病院選びで大切な事って何でしょう?口コミ・先生の能力…他にも色々ありますが、私は結局『相性』が一番大事だと思っています。“相性”と言うと漠然としていますが、要するに『自分自身が納得できるか、安心して通えるか』ですよね。私は数年前からいくつかの乳腺外科を渡り歩いていたのですが、先日ようやく「ここだ!」と思えるクリニックと出会えたので、本日はその話をしたいと思います。女性の皆様、毎年きちんと『乳がん検診』を受けていらっしゃいますか?

 

約3年前に『乳腺繊維腺腫疑』で要経過観察と診断される

私は社会人になってからは会社の健康診断で、結婚してからは人間ドックで毎年乳がん検診を受けています。いつも『所見なし』だったのですが、約3年前の人間ドックで初めて『左乳腺繊維腺腫疑』で“要経過観察”と診断されました。エコーをされながら技師さんが何度も同じ個所をじっくり見ていたので嫌な予感はしていたのですが^_^; 正直20代の間に引っかかるとは思っていなかったので結構ショックでしたが、“要経過観察”と言われても気になるものは気になる!さっさと“疑い”を晴らしたい!と乳腺外科を探し始めました。

最初は割と大きな病院の乳腺外科へ行き再びエコー。「悪性ではないだろうから様子をみたらどうでしょう」と言われ「それじゃあ人間ドックでの診断と一緒だYo!」と思い乳腺外科専門クリニックへ。そこではエコーに加えて初めてマンモグラフィも体験しました。「悪性ではないだろうけど一応調べときましょう」と言われ穿刺細胞診も初体験。「そうそう!検査してはっきりさせたいんだYo!」と満足はしましたが、やはり結果を聞くまでの一週間はドキドキしましたね(*_*; で、予想通り悪性ではなかったのですが「良性だから問題ないですよ」とものの10秒で会話が終了してしまったので拍子抜け。「まぁ毎年ここの病院で定期健診を受ければいいか」と一応は安心しました。しかしその約半年後、夫の異動で関西から東海へ引っ越す事になったのでした。

 

「悪性ではないだろう」は一致するも病院によって見立てが違うのでモヤモヤ

引っ越しをしたので次の検診ではまた別の乳腺外科専門クリニックへ。そこでは「小さい乳腺繊維腺腫疑のものが2つある」と言われました。今まで指摘されていたのは1つだったのでビックリするも「小さいのが重なって1つに見えていたのだろう」との事。少し不安になりましたが「昨年細胞診をしてるなら大丈夫でしょう」との診断でした。

(少し話が逸れますが、私が心配性になっているのは『ピルの服用が乳がんリスクを高める可能性がある』と言われている事もあります。生理不順で5年以上ピルを服用していましたし、ピルを止めた後も治療でホルモン剤を飲む事があるので、とにかく乳がん検診はきちんとしようと思っています。)

その約10か月後、胸ではなく左脇の痛みが気になり乳腺外科もやっている内科へ行く機会がありました。エコーをすると脇に異常はなかったのですがやはり左胸の“いつもの”箇所の話題へ。「悪性ではないだろうけどこれは繊維腺腫ではなくて嚢胞ではないか」と言われました。また新たな見立てを言われて私はビックリ。検査の必要はないか聞くと「以前に細胞診をしてるなら様子見でいいでしょう」とこちらも“いつもの”診断。私は病院によって見立てが違う事にモヤモヤしてしまいましたが、結論は「悪性ではないだろう」で一致するのでそれを信用するしかないか、と自分に言い聞かせていました。

 

5軒目にしてようやく「ここだ!」と思えるクリニックと出会う

さて、いよいよ本題です。今春に再び関西に帰ってきて、引っ越しでバタバタしていたので少し定期健診の時期を過ぎていました。「前に穿刺細胞診をしてもらった病院、ちょっと遠いけど行ける距離だからあそこにするか…」と電話をすると、何と「緊急性のない定期健診だと予約が取れるのが12月になります」との事!この地域ではおそらく一番有名な病院なんでしょうが、人気っぷりに驚愕致しました。「12月って半年先かYo!待ってられねぇYo!」と他の病院を検索。割と直近で予約が取れる乳腺クリニックを見つけたので、「良い病院だといいな~」と期待しながらその日を迎えました。

クリニックに着くとまずは看護師さんの問診から。一度だけ細胞診を受けた事、引っ越しで病院を転々とした事等を伝え、いざ検査。初めて受けた『3Dマンモグラフィ』がやたら痛かった(>_<) ところで貧乳の私はマンモグラフィがいつもしんどいのですが(笑)、巨乳の方も痛さは変わらないのでしょうか…?その後エコーを受け、上半身裸のまま暫く待っていると院長先生がやって来ました。「前に細胞診を受けた時何て言われた?」と聞かれ「良性だから問題ないとだけ…」と答えると、「ごめんやけどもう一回穿刺細胞診させてね。悪性でないのはほぼ間違いないけど、ウチは専門のクリニックやから検査するだけじゃ意味がない、きちんと状況を確認しないと」と言われました。私は反射的に「はい、そうして頂いた方が安心できます」と答えていて、「…ああ、やっと納得できる病院に出会えたかもしれない」と思いました。

そして一週間後、これがちょうど先週の話になります。「やはり悪性のものは何も出なかったから心配しなくていいよ」との結果に一先ず安心した私。ただし『典型的な繊維腺腫の形状』とは違うそうで、今後形や大きさに変化がないかを継続的に検査していく事になりました。まずは3か月後から、問題がなければ徐々に半年後・1年後と間隔を延ばしていくと言われ、「何て分かりやすくて納得のいく方針なんだ…!ここまでしてもらえたら安心できるYo!」ととてもホッと致しました。それと同時に「あ~典型的な形じゃなかったから病院によって見立てが違ったのか」と過去のモヤモヤにも答えが見えた気が致しました。

f:id:akimoyo:20190710220123p:plain

3か月後にエコーを受けに行きます

という事で長くなりましたが私が「ここだ!」と思える乳腺外科に出会うまでのお話でした。やっぱり自分が納得できて安心できる病院に出会えると心持ちがかなり変わってくると思います。私は他だと歯科医院で「ここだ!」と思える病院があるのですが、もっと各分野でそんな病院と出会いたいものです。皆様にも「ここだ!」と思える病院がございますでしょうか?

そして繰り返しになりますが、女性の皆様、お互いに毎年きちんと『乳がん検診』を受けましょうね!ここまでお付き合いありがとうございました!