とある主婦の好きなもの。

ギリギリ昭和生まれのアラサー主婦が好きなものについて語っています。

運動音痴でもスポーツを楽しめる人が羨ましい。

突然ですが、運動音痴の皆さん!スポーツを楽しめていますか?

運動神経が切れている私は「運動音痴でもスポーツを楽しめる人」を心から尊敬しております。

 

運動神経が皆無の私

私が大人になって良かったと思ったことの一つに、「体育の授業等で強制的にスポーツをさせられる機会がなくなったこと」が挙げられます。3歳の頃から習い始めた水泳だけは得意で、水泳によって持久力はついたのか長距離走なんかも苦手ではなかったのですが、球技等の運動神経が求められる種目はからっきし駄目でした。そもそも水泳ですら最初の「目を開けて顔付け3秒」の試験に半年以上かかったという伝説があるので(記憶はない)、根本的に運動音痴なのだと思います。そしてスポーツが嫌いでした。

体育の授業は苦痛でしかなかった

球技系が全然駄目だと言いましたが、その中でもまだマシなものがあります。卓球やバトミントンなど「自分の陣地が決まっていてその中を自由に動ける」スポーツはまだ何とかなるんです。しかし最悪なのがバスケットやサッカーなどの「陣地の中に敵味方が入り混じって自分から動いていかないといけない」スポーツです。ボールの取り合いが本当に苦手で、一度相手の気迫に怖くなって敵にバスケットボールを手渡した事もあります(笑)そんな状態なので体育の授業でグループ分けをして競技をする時が苦痛でたまりませんでした。同じチームの子に申し訳なさ過ぎて辛いし自分が情けなくて辛いし…とにかく早く終わってくれと祈るばかり。大学生になってほぼ体育系がなくなった時は心底ホッとしました。

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ボールを手渡された子の呆然とした顔が忘れられない(笑)

スポーツ系のイベントは避けて通ってきた

そうは言っても中学高校と水泳部だったので水泳の大会には出まくっていましたが、プライベートでスポーツ系の遊びをすることはほぼ皆無でした。スケートやボウリング位はありましたが、球技系の話が出るとスッと会話から遠ざかりましたし、誘われても断っていました。私の中では「運動音痴=スポーツが楽しくない」の構図が当然のように出来上がっていたからです。しかし社会人になってから衝撃的な出来事が起こります。

「運動音痴でもスポーツが好き」な後輩

社会人3年目の頃だったでしょうか。若手社員が集まって喋っていた時に「今度の連休に皆でスノボ旅行に行こう」という話になりました。私は瞬時に「スノボなんてした事ないし、あんな1枚の板に両足を括りつけられるなんて絶対無理だ。皆に迷惑をかけるだけ」と思い「予定があって…」と断りました。すると1つ年下のカワイイ女の子が「行きたいです!スノボした事ないのでイチから教えて頂かないとですが…私運動音痴なのにスポーツするのは好きなんでやってみたいです!」とそれはそれはニコニコと言うのです!当然周りの人たちも「全然いいよ!教えるから行こう!」となりますよね。…私はめちゃくちゃ衝撃を受けました。運動音痴なのにスポーツを楽しめる人がいるのかー!と正に目から鱗。その子は普段の行動を見るにちょっとドジっ子気質があるので(失礼)、謙遜ではなく運動音痴なのは本当なんだと思います。それでもスポーツが好きで、楽しそうにしている。これなら周りも気分が良いよな~と心からその子を尊敬しました。

“楽しそうかどうか”が重要だと今更気付いた

恥ずかしながら20代半ばになって私はようやくその事に気付きました。運動音痴でも、本人が楽しそうに明るく取り組んでいれば周囲の人も気分が良いのです。私は運動音痴で全く出来ない自分が嫌で、全然楽しくなさそうで、だから同じグループの子たちも気まずくて嫌な気分になる。私が学生時代にすべきだったのは申し訳なさそうにする事ではなくて、出来なくても明るく努めて動く事だったんだなーと気付きました。

でもやっぱり私はスポーツを楽しめない(笑)

…とまぁ何だか悟りを開いたような事を言いましたが、気付いた事と意識が変わる事は別物です(笑)私はやっぱりスポーツに苦手意識があるし楽しくないので積極的にやろうとは思いません。主婦になった今では自分から動かない限り機会もないですしね。「運動音痴でもスポーツを楽しめる人」が羨ましいし心から尊敬しますが、私にはどうやら無理そうです。でも体力づくりは必要ですし、“バタフライができるおばあちゃん”になるのが密かな夢なので水泳はちょこちょこ続けていこうと思っています。

 

結局私がダメダメだという事が分かっただけでしたが(笑)、ずっとモヤモヤしていた事だったので文章に纏めると凄くスッキリしました。スポーツが得意な人も苦手な人も、自分のペースで好きなように楽しみましょうね!