結婚するまでがむしゃらに働いていた女が主婦になって気づいたこと。
現在私は主婦ですが、結婚するまでしていた『仕事』も結構好きでした。ブラック企業とは思いませんが、帰宅後も21～22時頃までは食事を挟みつつ普通に仕事をしていましたし、とにかくがむしゃらに働いていました。そんな私が主婦になり、“当時を振り返ってみて気づいたこと”を今回は語りたいと思います。
少し前置きを。私がしていた仕事は営業職です。割と小さくて狭い業界だと思うのでボヤっとさせますが、営業と言っても値段交渉等はほとんどなく宣伝勝負で競う世界です。そして出張がかなり多く、月の半分ぐらいは自分で運転して泊りがけで営業をしていました。なので昼間は現地で営業活動、ホテルや自宅に帰宅後はパソコン業務といった具合です。そんな私が感じた事・気づいた事としてご覧頂ければ幸いです。
その１：人間関係が煩わしい人は営業職が合っている！
私は自他共に認める人見知りなので最初は営業できるかな～と不安だったのですが、全然問題ありませんでした。むしろ「これは仕事」「相手はお客さん」と割り切れるのでガンガン話しかけられますし、プライベートでも知らない人に電話したり話しかけるのに抵抗がなくなるというメリットがありました。あと、場合によっては社内での人間関係が一番煩わしかったりすると思うのですが、営業だとほとんど悩む必要がありません。もちろん先輩や後輩と同行する時もありますが、基本的には一人で仕事をして直行直帰が多かったので、そもそも悩みようがないのです。内勤の日もありますが毎日顔を合わす訳でもないので、所謂“グループ分け”もなく数少ない女性営業同士仲良く過ごす事ができました。友達や同期にも職場の人間関係が原因で転職する人が結構いるので、「営業オススメだよ！」なんて思っております。
その２：時間やお金の使い方がめちゃくちゃ“タフ”だった！
“タフ”という表現が合っているかは微妙ですが、「豪快に生きてたな～」と今になって思います。「疲れている暇がないから疲れを感じない」と言いますか、凄いバイタリティで動いていました。結婚するまでは私は実家暮らしで現夫である彼氏が一人暮らしだったので、週末に出張先から3時間以上運転して帰宅し、電車で2時間近くかけて彼氏の家へ行き（移動中もパソコン業務）、22時半頃から晩酌を始めるなんて事もザラでした。時には時間をお金で買って新幹線で移動したり、会社の飲み会で終電を逃した時は高速を使ってタクシーで帰宅したりという事もありました。また、平日も仕事のみで終えるのは絶対に嫌だったので、上手く仕事を調整して毎日1~2時間はプライベートな時間（彼氏と電話したりネットやゲームで遊んだり）を捻出していました。もう独身ではないのでお金の使い方を当時に戻すのは論外ですが、時間の使い方は過去の自分を見習いたい部分もあるなぁと思います。
その３：真面目に働き過ぎていたのは期間限定と分かっていたからだった！
これは本当に主婦になってから初めて気づきました。退職してからも時々元同僚と会う機会があるのですが、私はクソ真面目に働き過ぎていました。おかげで成績も良かったので“綺麗な思い出”になってくれていますが、これは「定年までは働き続けない」と最初から分かっていたからこそ出来た事だと気づきました。大学時代からの彼氏と結婚するのは入社前からほぼ確実で、結婚するなら物理的な距離の問題で退職するのも分かっていました。なので「どれだけ長くても10年以内」という意識はずっとありました。実際は5年弱程の勤務だったのですが、だからこそがむしゃらに一生懸命働けたように思います。繰り返しになりますが営業は基本的に単独行動なので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。しかし何故か私にはその発想がなかった。けれど今も働いている元同僚の話を聞いてみると、多くの人は適度にサボっているようです。よく考えてみると、定年まで何十年も働くならあのクソ真面目さではモチベーションが続かなかったと思うので、やはり必死に頑張る時と適度に手を抜く時のメリハリは必要だと気づきました。
番外編：結婚するまでスマホデビューしなくて良かった！
冗談ではなく割と本気で思ってます。私は結婚して夫のキャリアに揃えたのをきっかけにようやくスマホに変えたのですが、スマホゲームは時間限定系のイベントが多くてヤバイですね。結婚前にスマホデビューしていたら、間違いなく仕事に支障が出ていたと思います（笑）営業車の中で空いた時間にちょっと楽しむつもりが気付けば30分以上…なんて事になっていたのは想像に難くないので、スマホに興味のなかった当時の自分に感謝ですね。
ざっと思いついたのはこんな所でしょうか。必死に仕事をしている時にこそ気付く事も、仕事を辞めて心にゆとりができた時にこそ気付く事もあると思います。私は営業職しか経験がないので、他の職種の皆さんの“気付き”もぜひ知りたいです。ここまでお付き合いありがとうございました！
※主婦になってからの“日常の気付き”はこちらです。
