『バケツでごはん』は大人に読んでほしい名作だ。
これまでは割と好きなものを好きー！と叫びたいが為に書いてましたが、
今回はご存じない方には本当にオススメしたくて書いてみます。
アニメ化もされた、是非大人に読んでほしい名作です。
漫画『バケツでごはん』
作品との出会いは1996年1月8日。かの有名な国民的アニメ『名探偵コナン』を
見ようとして、その30分前に放送されたのがこの『バケツでごはん』です。
すごく面白かったのにわずか半年で終わってしまって、とても残念でした。
一緒に見ていた母親が「これは大人が面白いと思うアニメだ」と言っていて、
当時年齢1ケタの私は「小学生にも面白いもん」と反抗していたのですが、
今はちゃんと分かります。大人になって見た方が断然面白いです。
まず、世界観が非常に独特で面白い。発想が素晴らしいなーと思います。
我々人間の世界とは別に動物の世界があって、その動物界の一部の動物が“職場”として
人間界の動物園に働きにきている。（動物園内の秘密の地下鉄で繋がっている）
人間界の大半の人はそのことを知らず動物園に喋らない“動物”を見に来ているが、
動物園の従業員は“動物”たちの同僚として会話を交わし、共に動物園を支えている。
…もうこれだけで面白くないですか？何て夢のある世界！
そんな動物界でも人間界と同じようなイザコザはもちろんあって、人間模様ならぬ
動物模様が描かれています。もう20年以上前の漫画なのに貧困やLGBTなど
幅広いテーマが扱われていて、笑って泣けるだけではなく色々考えさせられる作品。
私は特に、お世話になっている同僚の加藤さん（人間）の娘さんを喜ばせようと、
動物たちがはりきって“動物”として仕事をする話が大好きです。ほのぼのするし、
裏では実際にこんな事が起きてたら素敵だなぁと妄想してしまいます。
調べてみたらアニメ初回無料お試しもありましたので未見の方はぜひ。
主題歌もOP・ED共にすごくいい曲なのでオススメです。
私も数年前「バケツでごはんという超面白いアニメがあった！」と夫に力説した
事がきっかけで、アニメ全20話を購入して夫婦で一緒に見ました。すると案の定
夫もバケツでごはんの世界観に嵌り、原作の漫画を読んでみる事になりました。
検索してみると2013年に文庫版が発売されていたので迷わず全5巻を購入。
アニメは明らかに打ち切りという感じで話半ばで終わってしまったので、
その後の動物たちのお話をじっくり堪能できて更にこの作品が好きになりました。
文庫版は単行本には入らなかった続編や描き下ろしもあるのでかなりお得です。
漫画の試し読みもありましたので宜しければどうぞ。
長々と書きましたが、とにかく一度覗いてみると『バケツでごはん』の世界に
引き込まれるかと思います。それ程愛らしいキャラクターでいっぱいです。
私の周りには親と夫以外にこの作品を知っている人がいなくて悲しい…。
ファンの方の意見を聞いてみたいのだー。色々語ってみたいのだー。
『バケツでごはん』を愛する人がもっともっと増えますように…！
